「仕事は80点でいい」100点を目指すほど割に合わなくなる理由

営業ノウハウ

おはようございます!

みなさん、今日もお仕事お疲れさまです。

さて、みなさんは自分の仕事に何%くらいの力で取り組んでいますか?

「もちろん、いつでも100%全力で取り組んでいるぜ!」

そんな人も多いかもしれません。

一方、私はすべての仕事で100点を目指しているわけではありません。基本的には、まず80点の完成度を目指します。

「最初から手を抜くことを考えるなんて、とんでもない!」

そう思われたでしょうか。

もちろん、適当に仕事をしているわけではありません。安全や品質、法律に関わる仕事など、絶対に妥協してはいけない部分もあります。

私が言いたいのは、すべての仕事に必要以上の時間と労力をかけ、100点を目指す必要はないということです。

今回は「仕事では、まず80点を目指そう」というテーマでお話しします。

100点を目指す努力は、割に合わないことがある

先に結論をお伝えします。

すべての仕事で100点を目指さなくてよい理由は、かけた労力と得られる成果が釣り合わなくなることがあるからです。

100点を目指して時間をかけても、その時間に見合うだけの評価や成果が得られるとは限りません。

わかりやすく、うどん屋さんを例に考えてみましょう。

80点のうどんと90点のうどんに、どれほど違いがあるのか

あなたがお昼ごはんを食べるために、うどん屋さんへ入ったとします。

その店のうどんは味がよく、価格も高すぎません。普段のランチとしては十分に満足できる一杯です。

点数をつけるなら、80点といったところでしょう。

しかし、店主はその出来に満足できませんでした。

「もっとおいしい、究極のうどんを作りたい」

そう考えた店主は、うどん粉、だし、トッピングに至るまで、これまで以上に質の高い材料へ変更しました。

研究と改良を重ねた結果、ついに90点のうどんが完成します。

ところが、この10点の違いに、どれほどのお客さんが気づいてくれるでしょうか。

残念ながら、店主が期待したほどの反応は得られないかもしれません。

なぜなら、多くのお客さんは、もともとの80点のうどんで十分に満足していたからです。

0点から80点まで品質を上げる過程では、かけた努力が成果や評価につながりやすいものです。

しかし、80点から90点、90点から100点へ近づくほど、わずかな違いのために必要な時間や費用は大きくなります。

つまり、0点から80点までの努力と評価は比較的比例しますが、80点を超えてからは比例しにくくなるのです。

これが「100点を目指す努力は、割に合わないことがある」と考える理由です。

80点から100点へ上げるコストを価格に反映できるか

もちろん、100点を目指すことに価値がある仕事もあります。

例えば、高級自動車です。

「新開発の合金によって、10%の軽量化と15%の耐久性向上を実現しました」

「塗装を5層に重ねることで、これまでにない深みのある黒を表現しました」

このような技術は、まさに80点から90点、あるいは90点から100点を目指すためのものです。

高級車を購入するお客さんは、そのわずかな性能差や質感に価値を感じ、数百万円、数千万円という価格を受け入れます。

つまり、高い完成度を目指すために発生したコストを、お客さんが価値として認めてくれる場合は、80点より上を目指す意味があるのです。

先ほどのうどん屋さんに置き換えてみましょう。

最高級の材料を使った結果、うどんが一杯2,000円になったとします。

味は間違いなくよくなりました。しかし、普段のランチとしてうどんを食べていたお客さんは、その価格を受け入れてくれるでしょうか。

おそらく、多くのお客さんは別のお店へ行ってしまうでしょう。

品質を高めること自体は悪くありません。

ただし、お客さんが求めている品質と、こちらが目指している品質が一致しているかを考える必要があります。

仕事で100点を求められたと感じたら

普段の仕事に置き換えて考えてみましょう。

上司や取引先から、100点の完成度を求められていると感じることがあるかもしれません。

そのときは、言われたとおりに時間をかける前に、相手が本当にそこまでの品質を求めているのか確認してみましょう。

例えば、次のように伝えます。

「ご要望どおりの内容に仕上げる場合、資料の提出までに、もう1週間ほど必要になりますがよろしいでしょうか」

「こちらの仕様を追加すると、見積金額が〇万円ほど上がりますが、問題ありませんか」

大切なのは、いきなり「できません」と断ることではありません。

完成度を上げるためには、時間や費用などの追加コストが発生することを具体的に伝えるのです。

相手が追加コストを理解したうえで、それでも高い完成度を求めるのであれば、100点を目指す価値があります。

反対に「そこまで時間や費用はかけられない」という話になれば、求められていたのは100点ではなく、期限内に完成する80点の仕事だったとわかります。

80点とは「手抜き」ではなく「相手が必要とする合格点」

ここで誤解してほしくないのは、80点を目指すことは手抜きではないということです。

80点とは、適当な仕事をすることではありません。

  • 相手が必要とする品質を満たしている
  • 約束した期限を守っている
  • 大きなミスや問題がない
  • 支払う金額に見合った成果を出している

この条件を満たした仕事が、ここでいう80点です。

必要以上に細部へこだわって納期に遅れたり、一つの仕事に時間をかけすぎてほかの仕事が止まったりしては、かえって全体の評価を下げてしまいます。

まず80点の状態まで仕上げて、必要であれば相手の反応を見ながら90点へ近づける。

この進め方のほうが、仕事のスピードと品質を両立しやすくなります。

まとめ

今回お伝えしたかったのは、次のことです。

仕事は、まず80点でも十分。そこから上を目指すなら、追加の労力に見合う成果や価値があるかを考えよう。

「仕事では、いつでも100点を目指すことが当たり前だ」

そう思っていた人もいるかもしれません。

しかし、心も体も、ずっと全力で走り続けることはできません。

一時的に100点を出して力尽きる人よりも、安定して80点以上の成果を出し続けられる人のほうが、長い目で見れば会社にとって頼れる存在になります。

そして、あなたの人生は仕事だけではありません。

仕事で力を使い切るのではなく、家族との時間や趣味、休息も大切にしながら、長く安定して働いていきましょう。

それでは、また!

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